コンパクトアクチュエータ
AFシリーズ
パナソニック株式会社製サーボモータとナブテスコの精密減速機RV™をコンパクトに融合
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自動化を進めたいけれど、既製品では部品選定や設計、製作に掛ける工数がないとお困りの方へ。
工場のあらゆる自動化をできるだけ簡単に、そして迅速に実現するために、精密減速機RV™とパナソニック株式会社製のサーボモータを一体化させた『ALL in ONE』製品がコンパクトアクチュエータAFシリーズです。
"設計が難しい"、"組立不具合が多い"とお困りのお客様に『簡単設計・簡単組立』のコンセプトでお応えします。
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アクチュエータの導入にはいくつかの課題がつきものです。その一つに、部品選定や設計の複雑さが挙げられます。例えば、製造ラインで使用するアクチュエータを選定する際には、必要なトルク、速度、精度を満たすモータと減速機の組み合わせを見つける必要があります。これには専門的な知識が求められ、誤った選定は性能の低下やシステム全体の故障リスクを伴います。
次に、組み立ての手間と時間が問題となります。モータと減速機を組み合わせる際には、部品間の互換性や組み立て精度が求められます。これが難航すると、組み立て不具合が発生し、製品の性能や信頼性に大きな影響を与えます。さらに、潤滑剤の封入や調整作業も必要で、これが追加の手間と時間を生じさせます。このように、アクチュエータは複数のコンポーネントから構成され ているため、様々な課題が生じてしまいます。コンパクトアクチュエータAFシリーズがこれらの課題解決をサポートします。
AFシリーズの主な特長
モータと減速機を一体化させるメリット
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POINT01
モータと減速機の一体化による全長短縮
モータと減速機を別々に用意する場合、両者を接続するためにインプットギヤやカップリングといった追加の部品が必要になります。これにより、全体の長さが長くなり、伝達部の設置スペースが大きくなってしまいます。
一方、AFシリーズは、モータ軸に直接ギヤ加工を施すことで減速機とモータを一体化。追加部品を不要にしています。 従来品より最大23%短縮となり、全体の長さを大幅に短縮することができます。 -
POINT02
部品点数・組立工数の削減と信頼性の向上
インプットギヤやカップリングなどの追加部品が不要になるため、設計と組み立てが簡素化。これにより、設計ミスや組み立て不具合のリスクが低減されます。また、軸ブレや同芯度の加工精度が悪いなどの部品間の互換性や組み立て精度を気にする必要がなくなり、高い信頼性と安定した性能を実現しやすくなります。減速機に必要な潤滑剤もあらかじめ封入されており、初期導入時の手間が大幅に削減。特に、潤滑管理が難しい環境や頻繁なメンテナンスが難しい場所での使用において、この効果を発揮します。
AFシリーズの用途例
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ガントリーローダー/ATCマガジン
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各種ポジショナー
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工作機械
ラインナップ
AF-N(中実タイプ)
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【型式】
・AF017N081 (A6_0.4kW)
・AF017N126 (A6_1kW)
・AF042N126 (A6_1kW)
・AF042N126 (A6_1.5kW)
・AF080N129 (A6_2kW)
・AF125N102 (A5_3kW)
・AF125N102 (A6_3kW)
・AF380N217 (A5_4kW)
・AF500N252 (A6_4kW)
【特長】
・バックラッシュ1分以内
・ ロストモーション1分以内
・ 主軸受け内蔵
・ グリス封入済み
AF-C(中空タイプ)
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【型式】
・AF050C120 (A6_1kW)
・ AF120C120 (A6_2kW)
・ AF200C155 (A5_3kW)
・ AF320C157 (A5_5kW)
・ AF320C157 (A6_5kW)
【特長】
・バックラッシュ1分以内
・ ロストモーション1分以内
・ 主軸受け内蔵
・ グリス封入済み