こんなところにも!減速機

減速機とは、歯車などにより回転速度を落とすことでトルクを得る機械です。一方、精密制御用減速機は、ロボットや工作機械などに使われる高精度な位置決めを可能にする減速機を指します。ナブテスコが作っているのは、精密制御用減速機である精密減速機RV™。当社の精密減速機RV™がどのような機械・設備の中で活躍しているのかを少しだけご紹介します

  • Nabtescoの画像

工場の中で活躍する減速機

  • POINT01

    自動車溶接ロボットの「アーム」

    たとえば、火花を散らせながら巧みな手つきで自動車のボディを溶接する、産業用ロボット。その関節部分にも、ナブテスコの精密減速機が使われています。精密減速機がモーターからの出力を調節し、正確にアームへと伝えることによって、ロボットの精巧かつパワフルな動きを実現しているのです。今や当たり前の光景となった生産の自動化に、陰ながら精密減速機が貢献しています。

  • POINT02

    マシニングセンタの「駆動部」

    「マシニングセンタ」とは、自動で工具を取り換えながら複雑な生産工程を一台でこなす工作機械のことです。実はその内部でも減速機が活躍しています。正しい位置に工具やアームを的確に動かすのに一役買っているのです。マシニングセンタの動きを支えながら、その先にある製品の品質向上にも繋がっています。


  • POINT03

    無人搬送車の「タイヤ」

    物流倉庫を縦横無尽に駆け回り、あちこちへ荷物を届けてくれるAGV(無人搬送車)。このAGVに使われているメカナムホイールは、全方向への移動と微小な位置合わせを実現しました。それにより、AGVの方向転換にスペースが不要となり、物流倉庫の広さや形状の制約を受けにくくしたのです。また、自由に動き回ることができるため、人がいない時間も安定した稼働が見込めるようになるなど、AGVの利便性を高めることに貢献しています。


    無人搬送車の「タイヤ」


工場の外で活躍する減速機

  • POINT01

    鉄扉の「開閉軸」

    巨大な工場や施設では、鋼製の重量ドアが用いられることもあります。ただし、重い扉は開閉時に大きなエネルギーが必要。そこで、扉の開閉軸に私たちの高トルクな減速機が使われています。減速比の大きな精密減速機なら、たとえモーターが小さくても力強く扉を開閉することが可能です。しかも、油圧式の動力源と違って省エネで、油漏れの危険もなし。コスト削減や安全性の観点から、電力化を選ぶ企業も増えているのです。

    鉄扉の「開閉軸」の画像
  • POINT02

    パラボラアンテナの「台座」

    衛星からの情報を受信する、巨大なパラボラアンテナ。動きの速い人工衛星を確実に追尾するためには、その大きな躯体がスムーズに動く必要があります。更にアンテナは、水平方向だけでなく垂直方向にも向きを変えます。その大きな躯体の上下左右の動きを支えるのが精密減速機です。台座の回転軸には高トルクが求められ、アンテナの角度調整には精密な動きが求められます。ナブテスコの精密減速機は、高剛性で衝撃や負荷に強いのも特長。だからこそ、常に衛星を追尾して動き続ける大きな躯体も安全に支えることができ、アンテナの長寿命化にもつなげられるのです。

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